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昆虫の特徴・生態
シンバンムシ
(ジンサンシンバムシ)
生態について
・成虫の体長は2〜3?であり、茶褐色、長だ円形で、体全体に軟毛を密生しています。
・東部は下方を向いて前胸部の下につき、背面からは見えません。
・背の部分に明瞭な条溝があり、触角はムチ状で末端の3節は大きくなっています。
・私達の身近に見られるシバンムシには、ジンサンシバンムシのほかタバコシバンムシがあります。両種はよく似るが、タバコシバンムシは、背の部分に条溝がなく、触角がノコギリ歯条状です。
生活史について
・道内での発生は、大体年1回で乾燥食品等に50〜70個産卵します。
・卵は1〜2週間でふ化し、幼虫の期間は40〜50日です。
・成長した幼虫が繭をつくって蛹化するとき、繭の表面に食べかすや糞が付着して塊状になりそれが互いにつながって特徴的な被害状況を示します。
・蛹は1週間ほどで成虫になり、成虫は約3週間で産卵を終わり、さらに3〜5週間ほど生存します。
害について
・成虫はほとんど食害しませんが、幼虫は穀類、豆類を主原料した乾燥食品、乾燥薬草等を食害します?
・人体にとって衛生的な害はありません
・食性は極めて雑食性で、めん類、菓子、香辛料、乾燥ヨモギ、殺ソ剤、薬用ニンジン、飼料、乾燥シイタケ、乾果等の被害が知られています
発生源について
・幼虫は乾燥した植物質などの食品等の中に生息し、羽化した成虫が食品などから脱出した時、 初めて被害に気づきます。
・たたみに発生することもあります。
駆除について
・発生源の食品等つきとめ、その食品等を処分したのち、よく清掃します。
・もし、大発生した場合、くん煙による駆除の方法もあります。

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